音楽なるほど話 -- Enjoy Music! ラルゴな音楽生活
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      ヴァイオリンの名器“ストラディヴァリウス”
      300年以上も前に作られたのに 未だそれを超える楽器が作れない
      現在では億を超す値段で取引される
      ストラディヴァリ自身は93歳まで生きて600丁ほどのヴァイオリンを作ったけれど、あとを継いだ息子たちが早くに亡くなり、彼の技術は継承されなかった。

      形や木の厚さ、その他もろもろ・・・・
      同じように作ってもそれを超える音が出ないらしい
      一体何が違うのか? 木か、ニスか・・・・・
      と長年研究が続けられている
      彼が制作をつづけたイタリア北部の「クレモナ」
      ヴァイオリンにもその地方の木が使われたそうだが、その辺りは一年のうち3か月ほどしか日が当たらず、気の成長が遅いらしい。
      だからその地方の木を使ってみたり・・・
      ニスの成分も今までにもさんざん研究され
      変わった物が混ぜられているのを見つけては、その成分を混ぜてみたり・・・
      それでもストラディバリには及ばない
      挙句の果てには「若い女性の血が混ぜられているのでは・・」なんていう憶測もとんだらしい

      それでも解明されないストラディバリウスの秘密
      最近ではCTを撮ったり科学面からの研究も進んでいるようだが・・・
      これほどの神秘 科学で明かされない方がいいような気もするなぁ

      以前 「木にも寿命がある300年を超えるとだんだんダメになってくる。だからストラディバリのようなオールドの楽器を無理して買っても 突然音が鳴らなくなることもある」
      なんて言う話を聞いたことがあるけれど
      未だにあの音色は健在
      ずっとずっと 神秘の楽器として 素晴らしい音を奏でてほしいなぁ






      落葉松3

      小林秀雄作曲の有名な歌曲「落葉松」
      野上彰の詩は・・・

      落葉松の 秋の雨に 私の手が濡れる

      落葉松の 夜の雨に 私の心が濡れる

      落葉松の 陽のある雨に 私の思い出が濡れる

      落葉松の 小鳥の雨に 私の乾いた目が濡れる


      という いたってシンプルなもの
      実際には幾度か繰り返して歌われるので、かなり長い曲になるのですが・・・

      あまり深く考えなければ 「雨の落葉松林を歩いている」という感じ
      ところが
      「小鳥の雨」って一体なんだろう?
      と言う人がいて・・・

      ちょっと調べてみると
      一口に“松”といってもいろんな種類があるらしい。100種類ほどもあるとか
      その中で日本に生育する松は
      クロマツ アカマツ ゴヨウマツ チョウセンゴヨウ カラマツ エゾマツ アカエゾマツ トドマツ
      の8種類らしい
       赤塚不二夫の「おそまつくん」を思い出しそうな・・・

      赤松 などは常緑樹で縁起がいいとされるが、落葉松は落葉樹だそうな・・・
      そして 葉が落ちるとき「カサカサ~」という音をたて、それがなんとも風情があるらしい。

      もしかすると この歌に出てくる雨は 私が思っていた雨とは違うのかも・・・
      考えると奥が深くておもしろい

      松にそんなにたくさんの種類があることも知らなかった
      画像で見ると

      赤松は

      赤松1 (85x127)   赤松2 (125x94)

      一方 落葉松は

      落葉松1 (104x138)  落葉松2 (137x103)

      ちょっと違うかも

      地球温暖化が言われて久しいですが・・・
      1880年からの気温を音で表すとこうなるらしい
      温度が上がればピッチ(音程)が上がるというルールで作曲された曲

      「百聞は一見にしかず」
      こちらをポチッとして聞いてみて
        ↓ 
        


      音の基本 A(ラ)=440HZ と言うことになっているけど
      最近では442が多い。
      我が家のピアノも442に合わせてもらっている
      445Hzを採用しているオーケストラもあると聞く
      実際 頑なに440Hzを守っている演奏を聞くと「暗~い」という感じがしました
      これも温暖化のせい??? 

      一時話題になった「絶対音感」
      音には周波数がありますが全世界共通でAの音(楽器で言うとラ)が440kHzと決められています
      最近では少し高めになる傾向がありますが・・・(442~444くらい)

      絶対音感とは・・・
      何気なくポンと出された音を ド、レ、ミで言い当てられると「絶対音感がある」と言われるようです。
      ただ、絶対音感があるから音楽の才能があるとか、楽器をうまく演奏できるかというと、一概には言えないようです。
      ただ指揮者には必要不可欠とか・・・
      そして耳が聞こえなくなた時・・・
      ベートーヴェンや今をときめく佐村河内守さんは、絶対音感があるから 耳が聞こえなくても作曲ができた(できる)わけです。

      ちなみに私は
      楽器で出された音ならば ♯や♭がついていても言い当てられます。
      しかし 中には・・・
      風の音や、都会の雑踏まで楽譜にしてしまう輩がいるのです。
      そんな人にとっては
      風の音はハ長調の音楽を奏でていて、雨の音はヘ長調  なんてことがわかるみたいです。
      ハ長調とヘ長調なら ある程度ハモってくれるからまあいいかもしれないけど
      ハ長調と嬰ハ短調だったら気持ち悪いだろうな~
      「気の毒~  そこまでいくと日常生活しにくいよ~」
      な~んて やっかみも含めて思ってしまいます。

      「絶対音感ある?」 って聞かれると
      「絶対音感?  だいたい音感ならあるかな?」
      なんて答えている私ですが・・・
      楽器と生活音がコラボしたこんな映像はいかが?




      佐村河内 守(さむらごうち まもる)さんという作曲家が脚光を浴びている
      現在49歳、30代半ばで完全に聴力を失い、絶対音感だけを頼りに作曲されているらしい。
      作曲も独学で学ばれ音大は出ておられないとか・・・

      広島出身でご両親とも被爆されたらしく、彼の代表作は
      交響曲第1番「HIROSHIMA」

      これは3楽章の初めのところ



      作風はベートーヴェンというよりマーラー?
      ショスタコーヴィッチに通じるところもあるような・・・
      あまり交響曲詳しくないけど・・・

      最後の方はちょっとベートーヴェンぽい?



      でも結局は ご本人自身、個性なんでしょうね
      境遇が似ているから「現代のベートーヴェン」なんて言われるだけで・・・

      音楽史といえば
      ルネサンスから近現代までを習うのが普通ですが、
      これは大昔、農耕時代の雨乞いのような音楽からどんなふうに音楽が変遷していったかよくわかる
      最後のオチもすごい


      バッハの名曲「ゴールドベルク変奏曲」
      この大曲の名演に必ず挙げられるグレン・グールドのCD
      32歳でコンサート活動を辞め、あとは録音のみに専念、バッハ弾きとしてあまりにも有名ですが、
      彼が録音したバッハの「ゴールドベルク変奏曲」
      23歳の録音と、49歳の録音を聴き比べてみると明らかな違いが・・・




      23歳というと日本でいうと大学を卒業した頃か・・・
      若さにあふれて躍動感があり、テンポも速め。
      49歳の時のは余分なものがすべてそぎ落とされ、シンプルな中にも神様が降りてきたのかと思えるような神々しささえかんじられる。
      この一年後、亡くなるのですが・・・



      そしてこれはグールド自身の言葉

      私の最初('55)の《ゴールドベルク》の録音と今回('81)の録音との違いは、第­15変奏のような、長い、ゆっくりとした変奏でよくわかります。 五度の反行カノンによ­る変奏です。
      二十六年前、私はあれをショパンの夜想曲のように弾いてしまいました。
      あ­の演奏をした人物をもはや認識できないのです。
      今の私にはわかるのですが、あの変奏に­はある種の強度があって、虚飾を施す必要がまったくない。
      ピアニスティックな、器楽的­な強度ではなく、精神的な強度です。
      (「グレン・グールード発言集」みすず書房より)


      人は肉体は衰えていっても精神は鍛えられるのかな。

      カルメンの「ジプシーの歌」を聴き比べてみました。
      今までゆっくりめのユーイングばかり聴いていたのですが・・・
      色々あるもんだなぁ~







      そしてオケ版はこちら・・


      今日4月14日は ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルの命日です。
      同じくバロック時代の巨匠 J.S.バッハと同じ1685年に生まれ、バッハより9年長生きしました。
      バッハが「音楽の父」といわれるのに対し、ヘンデルを「音楽の母」ということがありますが、これは日本だけのことで欧州ではこのような呼ばれ方はしないそうです。

      同い年のバッハとヘンデルは同じドイツ人であるにもかかわらず、生涯一度も逢わなかったそうです。
      一度は入れ違いになり、のちにバッハが会いたいと言ったときヘンデルが断ったとか・・・

      日本ではバッハの方がよく知られていると思いますが、ヘンデルの曲も実はよく知られており・・・
      「メサイア」の中の“ハレルヤコーラス”も有名だし、オペアの中の“オン・ブラ・マイ・フ(懐かしい木陰)”や“私を泣かせてください”はよくCMなどで使われています

      極めつけは~オラトリオ「マカベウスのユダ」の中の合唱曲“見よ!勇者は帰る”
      色々な大会などで優勝者を讃えるとき(賞状やカップを渡すときなど)のBGMに必ずといっていいほど使われ・・・・
      ヘンデル自身は300年後の遠い異国で自分の曲がこういう使い方をされるとは 想像もしていなかったでしょうね~

      「アラベスク」という題名のピアノ曲。
      ピアノを習ったことのある人がまず思い浮かぶのはブルグミュラーの「アラベスク」でしょう。
      初級レベルの曲の中で、かなり人気の高い曲です。

      その他に有名なのが2曲。シューマンとドビュッシーが作曲しています。
      描かれた順は シューマン→ブルグミュラー→ドビュッシーとなります。
      「アラベスク」という題をつけたのはシューマンが最初らしい
       
      ところで この アラベスク(arabesque)フランス語、フランス語で「アラビア風の」という意味ですが、実際にはイスラム美術の装飾模様を指すのです。曲線の模様が無限につながっていく・・・
      きれいな模様なので興味があればクリックしてみてください
        ↓  ↓
      アラベスク模様

      模様を見る限り「アラビア風」ではないように思えますが・・・
      ピアノ曲の「アラベスク」はブルグミュラーの物が一番「アラビア風」に聞こえます
      R君に言わせると「砂漠の音楽みたいでかっこいい」そうです。

      一方シューマンはロマン派の香りが漂っているし、ドビュッシーもアラビアからは遠くかけ離れているように聞こえる。

      ブルグミュラーのアラベスクを弾いたのははるか昔、幼稚園の頃
      その後「アラベスク」という題名を見ても ふ~ん くらいにしか思わなかったけれど、改めて調べてみると奥が深い
      ちなみにグリーグの先生だったニルス・げーぜ(ガーデ)というデンマークの作曲家も「アラベスク」というピアノ曲を書いているらしい。法人作曲家、三善晃氏も「波のアラベスク」というピアノ曲を書いている

      他にディーリアスという作曲家が「アラベスク」という題名でオーケストラ伴奏による合唱曲を書いているらしい。


      そして、バレエの世界では・・・
      片方の足で立ち、もう片方の足を後ろに90°以上あげるポーズを「アラベスク」というらしい。
      そういえば昔「アラベスク」というバレエマンガがあり、かなりはまった

      Mie Fujii

      Author:Mie Fujii
      大阪豊中市にて音楽教室主宰
      山羊座 A型
      ピアノ教師として奮闘しつつ
      演奏活動も行っています
      年齢はTop Secret ですが…
      生徒に尋ねられると
      29歳もしくは100歳と
      答えることにしています

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